鍵屋さんはこうして選んで!

鍵のトラブルで困ったとき、真っ先に思いつくのが鍵屋さんを呼ぶこと。でも鍵屋さんを選ぶ時にしっかりと見極めないと大変な目に遭います。トラブルを気持ちよく解決するための鍵屋さんの選び方をご紹介します。同業者さんからは本当のこと、そこまで書くなよ!と叱られるかもしれませんが...(2021年6月19日スタート)

SELECT KEYMASTER

keylock-koto.net

 

皆様が少しでもご負担なく鍵のトラブルを解決されますように...願いを込めて。

 

その① 事務所の所在地をはっきりと表記されているかぎ屋さんを選んで!

WEB上にあたかもその地域の業者さんであるかのように掲載している業者さん。事務所の場所は?と調べてみても一切表記されていない。そんな業者さんはやめておいたほうが無難です。県外から遠征される業者さんの可能性が高いです。何時間も待たされた上、とても適正とは思えない金額が請求されることも考えられます。実際にそういった話をよく耳にします。また事務所が実在しないのに電話番号のみその地域の番号を取得し設置されている場合もありますのでご注意ください。

 

その② 受付時、トラブル内容をよく把握してくれる鍵屋さんを選んで!

受付時、お客様からの情報を的確に把握してくれるカギ屋さんを選びましょう。「現場で状況確認してからお値段が決まります」一点張りの業者さんはNGです。受付担当者は恐らくカギや錠前に関する知識やノウハウを持ち合わせていないでしょう。お客様からの情報をもとにトラブル内容を全く把握できない証で経験値の低さが伺い知れます。いざ蓋を開けてみたらとんでもない料金を請求されることもあり得ます。

 

その③ トラブル現場までの到着時間を正確に伝えてくれる鍵屋さんを選んで!

急いでいるときには特に切実な問題です。その後の予定にも大きく影響してきます。まさしく”時は金なり”。「あと30分くらいで着きます」と言われたが待てども待てども来てくれない。再度電話すると「あと10分くらいです」。それでも来ない!こんな時は迷わずにキャンセルしましょう。ひょっとすると他府県からスタッフを派遣する業者さんかもしれません。お客様を安心させるために到着に何時間もかかるところを偽って連絡していることも考えられます。挙句の果てには「交通事情が...」「車が予期せぬトラブルに...」などと大幅に遅れた理由を言い訳をしてくる可能性もあります。疑わしいときは「何分待って来なかったらキャンセルします」と事前にはっきりと意思表示されるといいでしょう。特に滋賀でも北東部に位置する彦根、米原、長浜等の湖北への到着時間は厳密に伝えてくれる業者さんのほうが安心です。

 

その④トラブル解決に必要な料金を適正に提示してくれる鍵屋さんを選んで!

現場の詳細な状況を見てみないとはっきりと料金が提示できないケースも確かにあります。そんな時でもせめて上限価格を提示することによってお客様は安心されるものです。その道のプロならアバウトながらもある程度状況の把握はできるはず。上限価格すら提示してくれない業者さんはやめておいたほうが無難です。あと、「○○○○円~」の提示には充分ご注意ください。例えば30,000円請求されたとしても「○○○○円~」と表記していれば虚偽ではないのです。この点、「~上限金額なし」表記にはくれぐれもご注意ください。貴方のお財布の中身を狙っています。業者側は法的な”逃げ道”を作って集客しているのです。

 

その⑤ 地元で長年営業を続けている鍵屋さんを”直接”選んで!

地元・直営の鍵屋さんを選びましょう!大手全国規模の鍵屋さんとフランチャイズ契約や代理店契約している業者さんは大元の本部へのロイヤリティーや紹介手数料(売上の30%もしくはそれ以上!)を支払わなければならず、その分を料金に上乗せされることも考えられます。そうしないと実際に作業をした業者さんの利益はほとんど0になってしまうからです。全国対応の鍵屋さんに依頼されるときはその点ご注意ください。特に広告サイト(検索結果のトップに出てくる広告マークがついているサイト)は全国対応型が多く、かなりの広告料を消費しています。そう、リスティング広告です。競合性の高いキーワードでクリックされると受注するしないにかかわらず数千円の広告料が広告主側に課金されるシステムです。全国各地にこの広告を出せば莫大な広告料を支払うことになり、当然その分を補充するために利益を上げないといけません。お客様への請求額になかに回収するべき広告料がしっかりと含められていることをご理解いただければいいかと思います。

また、鍵と錠前に関する専門知識がない受付が多くあり、金額提示をはっきりしてくれないこともよくあります。地元・直営店はその道のプロ、お客様からのご連絡内容をしっかりと把握しながら金額提示しますので安心です。また人件費、ロイヤリティーなどのコストもなく、その分お客様へ還元できます。これは非常に大切なことですが”その場限り”の仕事で終わらせず、リピートやアフターフォローを意識した丁寧な仕事が期待できます。万が一事後に何らかの不具合が発生した時、地元の鍵屋さんなら連絡もダイレクトに取れますから。

注意喚起!!

生活トラブル関連を扱う仲介会社の中には虚偽表記により消費者庁から「景品表示法に基づく課徴金納付命令」を受けた会社もあるのでご注意を!社名はここでは書けませんが、興味がある方は「 日常生活における各種トラブル 景品表示法に基づく課徴金納付命令 」で検索してみてください。

聞いていなかった費用を請求されたり、ホームページに表示された価格や、説明された金額よりも高額の請求をされたときは、料金を支払う前にお住いの地域の消費者センターに相談しましょう!

 

その⑥ あらゆる解決方法を模索・提案してくれる鍵屋さんを選んで!

まずはトラブルを解決することが何よりも先決です。ただそのための解決方法も様々。お客様にとって最もご負担が少ない解決方法を模索・提案してくれる鍵屋さんを選ぶことが重要となってきます。例えば錠前の調子が悪い時、分解修理で直せるケースがほとんどです。問答無用で即交換を薦めてくる業者さんは好ましくありません。また鍵を失くしてお家へ入れないとき、使用されている鍵の防犯性が高い場合、破壊解錠でしか対応できないと言われた場合でも、その他の方法で解錠する手段はたくさんあります。破壊でしか開けられない!の一点張りの業者さんはやめておいたほうが無難です。当店にはこういう業者さんに遭遇されたお客様が当店に依頼変更され、破壊せずに解決した例は沢山あります。経験が豊富で技術をしっかりと身に付けている鍵屋さんは解決の選択肢も豊富です。

 

その⑦ 「画面提示で〇,〇〇〇円値引き」や「鍵交換〇,〇〇〇円値引き」は”海老で鯛を釣る”?

よくサイトに「画面提示で〇,〇〇〇円値引き」や「鍵交換〇,〇〇〇円値引き」といった表記が見受けられます。特に全国対応型の広告サイトに多いですね。⑤項でご説明したように膨大な広告料を支払っている広告主さんがさらに値引きしてくれるのです。でもよく考えてください。かかった経費をペイしさらに利益を上げるためにはどうしたらよい?それは実に簡単、最終ユーザーであるお客様への請求金額を上げればいいだけ。あと、この表記の中の値引き額がなぜ”定額”なのでしょう?どうせなら〇〇%値引きますと言ってくれたほうが断然お得ですよね。それができない理由はそれをすれば高額になればなるほど値引き額が大きくなり自分たちの”取り分”が減ってしまうからです。値引き額〇,〇〇〇円はお客様の目を引くための捨て石的なお金なのです。お客様には大変失礼な表現かもしれませんが”海老で鯛を釣る”やり方です、気を付けてください。

 

その⑧ 自社サイトをSSL化し、お客様の個人情報を保護されているかぎ屋さんを選んで!

これは鍵屋さんに限ったことではありませんが、自社のアピールや宣伝のためのサイトをSSL化(https、暗号化通信)に移行されている業者さんのサイトをご利用することとお勧めします。暗号化プロトコルに対応することで第三者にお客様情報が傍受される危険性がなくなります。お問い合わせフォームやクレジットカードの情報を入力される際には特に重要な要素となってきます。

◎当サイトはお客様のプライバシー保護のためSSLプロトコル(暗号化通信)に対応しています。

 

ぼったくり事例

 

実際に被害にあわれたお客様からお話しいただいた”実話”と、当店スタッフが現場で遭遇したぼったくり請求の瞬間を事例としてまとめたものです。ご参考程度にご覧ください。

 

①玄関鍵交換でのぼったくり

一戸建て住宅、LIXILのドアについている上下同一キー仕様の鍵交換について現場見積もりをしてもらったお客様。 鍵穴2か所を交換するだけで10万円と提示されたが、鍵を落として心配だったため仕方なく交換してもらった。

②アパートの玄関開錠でのぼったくり

作業前の詳細見積額を教えてもらえず、開錠後に7万円請求された。誓約書のようなものにサインした後だったので泣き寝入り。

③ろくに作業を成し遂げていないのにぼったくり

マンションの玄関開錠時、ダブルディンプル仕様で鍵穴からの開錠が難しく窓からの開錠を選択した業者さん。しかし開けることができず。帰り間際に”チャレンジ料”と称してお客様から2万円を徴収したとのこと。依頼変更され、現場へ赴いた当店スタッフがお客様から聞いたお話。ところでチャレンジ料ってなに?

④当店スタッフが現場で実際に目撃した”ぼったくり現場”。

車のキー作成依頼(イモビなし、一般的な刻みキー。相場は15000~25000程度)を依頼した業者さんが現場で提示した金額が開錠8万円、作成8万円合計16万円とのこと。
あまりにも高額なので断ったらキャンセル料として2万円請求された。その後当店に依頼変更、スタッフ到着後もその業者さんが居座り続け、当店スタッフが開錠後に車内にあった財布からお客様がキャンセル料2万円をお支払いになった。その様子一部始終を当店スタッフが目撃。当店スタッフは今後のためと考え、その二人組の業者さんの容姿、軽バンのナンバー、ロゴマークなどを詳細に記録。

⑤見積内容と大幅に違う請求金額。これ、ぼったくり

電話では他のお店に比べて安いよ~みたいな金額を提示しておきながら、いざ作業が終わって請求金額を見てみると3倍も5倍も高くなっている!受付時に何とか受注につなげようとする姑息なやり方が横行しています。気を付けてください。

⑥”あのお店はやめておいたほうがいい”、そして自分たちはぼったくり

電話にでた受付担当者が「あのお店は高いからやめておいたほうがいいです」とお客様に伝えることがあるようです。そして自分たちが受注して結果的に高額請求されるといったお客様からの問い合わせが増えています。他店をけなして自分たちは立派な?ぼったくり。ぼったくり以外にも立派な営業妨害です。

⑦問答無用で破壊解錠、そしてぼったくり

防犯性が高いカギがついたお宅の鍵開け作業は並大抵のものではありません、確かに時間はかかります。しかし現場についてすぐに「壊して開けるしか方法はありません!」とお客様が何を言おうとこれ一点張りの業者さん。そして壊して、はい、いくらです!よくあるぼったくりです。初めからぼったくるつもりだったのか、破壊以外の方法を模索すらしない(できない)素人に近い業者さんだったのか、今となっては不明。

 

その他、似たような事例を数多く目撃したり耳にしたりしています。すべてを上げるときりがないので代表的な事例のみを掲載してみました。

鍵のトラブル発生時、心が動転してしまい慌てて業者さんを呼ばれるお気持ちはわかります。しかし、今一度冷静になって事前に料金をはっきりと提示してもらうことが肝心です。
万が一途中でトラブルが解決(鍵が見つかった、など)しキャンセルした場合のキャンセル料の確認も同時に行ってください。あと、これはとても大事なことですが、現場で詳細見積してもらった金額にご納得いかない場合は他の業者さんに電話でも構わないので概算の相場を聞いてみてください。作業前の誓約書へのサインはお客様がすべてご納得されたうえで行ってください。納得いかない場合は消費者センターにご相談されるとよいでしょう。事後では手遅れになりますので、ご注意ください。

あとがき

昨今、よく報道されているのが水道業者やトイレ修理業者の悪質な高額請求”事件”。鍵屋さんも例外ではない(大元の生活トラブル解決会社が同じとも考えられるため)ため注意が必要です。

誰でもいつ遭遇するかわからないのが突然の鍵のトラブル。同じ解決するにも気持ちよく解決したいものです。鍵のトラブルが解決しても料金トラブルやその後のご予定に支障をきたすような時間的トラブルに巻き込まれたら大変です。鍵屋さん選びには慎重に、十分ご納得されたうえで依頼してください。

 

 

電話 0120-690-727